「湿布を貼って安静にしているのに、なぜ肉離れが全然治らないんだろう…」
早く競技に復帰したいのに、2週間、3週間と経っても一向に引かない痛み。焦るお気持ちは本当によく分かります。
実は、肉離れがいつまでも長引いてしまうのには、湿布や安静だけでは解決できない「ある決定的な原因」があります。
今回は、20年の臨床経験から、肉離れが治っていくのを邪魔している犯人の正体と、最短で回復させるための正しい管理方法をお話しします。
【不都合な真実】本来、肉離れは「この期間」で治る
まず知っていただきたいのは、人間の筋肉組織が持つ驚異的な「修復力」です。
医学の教科書や臨床的な基準において、肉離れが受傷してから本来スムーズに治るまでの期間(治癒経過)は以下の通りです。
● 本来の「教科書通り」の治癒目安
- 【軽度の肉離れ】:約2週間 で組織は修復される
- 【中等度の肉離れ】:約4~5週間 で組織は修復される
「えっ? 私はもう1ヶ月以上経つのに、まだ歩くだけで痛いのに…」と思われたかもしれません。
あなたの体に回復力がないわけではありません。体は一生懸命に治ろうとしているのに、日常生活の中でそれを「自ら引き剥がしてしまっている」のです。
長引く原因:日常生活での「小さな再受傷」
肉離れが治らない本当の原因。それは、修復過程で生じる負荷抗力、それによる「患部の微細な再受傷(再断裂)」です。
実は、私たちは生きている以上、ギプスでガチガチに固定しようが、ベッドの上で大人しくしていようが、「筋肉の出力を完全にゼロにする」ことはできません。
日常の何気ない動作をするだけで、筋肉は常に動き、縮もうとします。
⚠️ 安静にしているつもりでも、傷口を引き裂いている瞬間
- 寝返りを打ったときの無意識の筋収縮
- 歩くときや段差を登ったり下りたりした際の負荷
- 「痛みが引いたから」と行う軽いジョギングやリハビリ運動
このように、日常のあらゆる場面で「その時の傷口が耐えられる許容範囲」を超えた負荷がかかってしまっています。
治癒が遅れるメカニズム:痛みが「跳ね上がる」無限ループ
肉離れには、「炎症期(最初の数日)」➔「修復期(断端がくっつく時期)」➔「成熟期(組織のリモデリングが行われる時期)」というフェーズがあります。
最も重要で、最も長引きやすいのが、筋肉の線維同士がくっつき始める「修復期」です。
そして、ココが大事なのですが、修復期に感じる痛みの正体は「損傷組織の痛み」なのです。
一見「当たり前」に聞こえますが、炎症期は「炎症による痛み」で、成熟期は「劣化した周辺組織の痛み」が主な痛みの正体であるように、実は損傷した組織自体の痛みがダイレクトに「痛み」として感じられるのは修復期だけなのです。
つまり、修復期の痛みは「損傷組織に過度な負担がかかった」際に生じる痛みと言えます。
このことから、修復期に感じる痛みは「損傷組織の微細な再受傷を示唆」していることになります。
🔍 「ピキッ!」と痛むたびに、あなたの回復はリセットされている
📉 治りかけ ➔ 📉 治りかけ ➔ 📈 痛っ!➔ また跳ね上がる
だからと言って、いつまでも安静にする必要はありません。
大切なのは、「動かさないこと」ではなく、「日常生活やリハビリの中で、傷口に再受傷を起こす負荷を絶対にかけないこと」なのです。
当院ができること、あなたができること
当院の肉離れ治療では、単に患部を電気で温めたりマッサージしたりすることは行いません。
生きている以上避けられない「筋出力」を、再受傷が起きない「その時の組織の許容範囲内」にコントロールすることを目的として様々な処置を施します。
特に、当院では筋肉の過収縮によって、患部に牽引ストレス(筋肉を引き千切る負担)がかかりやすくなっている点を改善させることを主眼に、周辺組織への癒着を剥がしたり、足首や股関節などの関節の可動域を拡げて間接的に患部への筋収縮を減らす工夫を行います。
こうすることで、日常生活の動作や軽い運動くらいなら問題なくこなせるくらいの筋肉のゆとりを獲得することができるのです。
そして、「再受傷が起こらない状態」を作り、それをキープしていくことで、人が本来進むべきスムーズな治癒経過を辿ることができるようになります。
これが、当院の肉離れ治療が他院(整形外科・整骨院など)さまよりも早く、安全に治っていく理由です。
しかも当院のメソッドなら、
「運動を続けながら」治すことが可能です。
練習を休みたくないアスリートの方、長引く古傷に別れを告げたい方は、ぜひ神楽坂の当院にご相談ください。独自の管理手法と詳しい施術プランをご紹介しています。
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