神楽坂の整体・スポーツ整体【神楽坂整体たいむ】

足首のアップデート

トップ選手の脚が「スラッとしている」物理的理由

バレエダンサーレスリングなどの格闘家を思い浮かべてみてください。
トップ選手ほど下半身全体がスッと引き締まっているのにお気づきでしたか?

もちろん、サッカーなどの競技特性パワーを武器とする選手の個性によっては当てはまらないこともあります。しかし、一般的に「上手い」選手の下半身はスラッとしていることが多いのです。これには物理的に明確な理由があります。


【トップ選手の足が細く見える理由】

 理由①:重心の「自動安定」による省エネ
足首のロックがなく、重心が脛骨軸にストンと落ち着いている選手は、自重の大半を骨で支えていますそれに対して、足首のロックがある選手の重心は脛骨軸に乗っていないため、体を支えるために常に筋肉を使っているです。いうなれば常に爪先立ちをしている」ようなものです。一流選手にこの無駄な負荷はかかっていません。だからこそ、足の筋肉が柔らかくしなやかなのです。

 理由②:移動の「ロス」が限りなく0に近い
動きの中で最もエネルギーを使うのは「動き始め」「ブレーキ」です。足首がスムーズに稼働し、体重移動に一切の引っかかりがない選手の場合、筋力ではなく「体重移動」をメインにして動き始め、その慣性を筋出力で加速させます。このリズムが自然とできているため、最小限の筋出力で最大限の推進力を生みだすことができるのです。だからこそ、必要以上に太い筋肉をつける必要がなく、スッと細く引き締まった無駄のない足になるのです。


【細く引き締まった下半身は理想的な足首を持つ証拠】

もし、あなたが練習するほど脚が太くなる」「ふくらはぎがパンパンに張って重たい」「足首が硬いと感じているなら、それは足首にエラーバグがあるサインかもしれません。しかし、ガッカリする必要はありません。なぜなら、それはそのまま伸びしろだからです。今ある足首のエラーやバグ、これらを解消し、制限を取り払うことができたら、きっとあなたのパフォーマンスにもポジティブな変化があるはずです。興味を持っていただけたら、ぜひ前向きな気持ちでこの先を読み進めてください。



スキャン:足首の機能判定

足首の機能判定を行う方法にはいろいろな物があります。立位での重心バランス歩き方を診るだけでもおおよその検討はつきます。しかし、それでいいのは日常生活レベルで気にならないようにしたい場合です。アスリートがパフォーマンスを上げるためと仮定すると、より精密な情報の収集と精査が必要になります。そのために当院が重視しているのが他動動作分析です。


【足首の他動動作分析】

当院で足首の他動動作分析をどのように行っているかというと、それは至ってシンプルです。主に術者が患者さまの足首を曲げたり伸ばしたりするくらいです。それだけのことですが、プロの手には実に様々な情報が伝わってくるものなのです。以下にその読み取ることができる情報を挙げておきます。

 < 距骨(きょこつ)のポジション >
足首のセンターパーツである距骨が正しい位置に収まっているかどうかがわかります。多くのケースでは前方へ滑り出しており、背屈時にガツッと骨と骨が当たるような抵抗があります。

 < 腓骨のロッキング >
足首にとってのサスペンションである腓骨の可動性がわかります。多くの場合は前下方にズレてロックされているので、背屈や回外外反の動作で強い抵抗を感じます。

 < アキレス腱の滑走性 >
アキレス腱周囲の滞積物によるアキレス腱の制限がわかります。背屈時にアキレス腱部に強い抵抗感を触知します。似たような手応えとして下腿三頭筋の抵抗感を感じることがありますが、これはアキレス腱の硬さには影響しますが滑走性にはあまり影響がないため、別のものとして精査します。

 < 伸筋腱の締めつけ >
足首の前側を通る伸筋腱がどれくらい締め付けられているかがわかります。腱鞘炎などが疑われる場合、底屈時にツボでいう解谿のあたりに限局した強烈な抵抗感を触知します。これは伸筋支帯の深部にゆとりがないことを表しています。

 < ショパール・リスフランのゆとり >
足根骨・中足骨に本来ある遊びがあるかどうかがわかります。これらに遊びがなくなると、底背屈時に本来あるべき足部のしなりがなくなります。


これだけのチェック項目をクリアして初めて、アスリートの足首は競技用として機能し始めます。もし一つでもエラーが検出されたなら、それはあなたの足首のパフォーマンスがまだ充分ではないという証拠です。そして、それがわかった今、やることは1つです。それらのエラーやバグを1つずつ取り除き、あなたの足首をより良い状態へとアップデートしていきましょう!


距骨の前広後狭構造(前方部が広く後方部が狭い)を示し、背屈時に前方部が脛腓間に収まる仕組みと、隙間が狭いと収まりきらない様子を解説した図。



足首のエラーやバグを修正する様々なアプローチ

当院独自のスキャニングによって、今のあなたの足首にどのようなエラーバグが存在しているのかがわかってきました。次はいよいよ、それらを修正して理想的な足首」へと近づける段階となります。そのために当院ではどのようなアプローチを行っているのかみていきましょう。


【たいむ流足首のアップデート整体】

足首に現れていたエラーやバグに対して、当院ではそれぞれこのような整体手技を組み合わせて漸次その時のベストに近づけるべく調整していきます。

 < 距骨のポジショニング修正 >
距骨の角度を整えた状態で軽く足を振ることで、距骨を本来あるべき溝へと誘導します。
スキャンで最初に紹介したのが距骨だったので最初に紹介したのですが、実際は足首全体の調整の最後の方に行います。それは、周囲の制限を解除した上で行うことで軽い刺激で勝手に良いポジションに戻ってくれるようになるからです。

 < アキレス腱周辺のトリミング >
アキレス腱の裏側を中心にたまっている滞積物ほぐして散らしていきます。
イメージとしてはエステでセルライトを潰して散らし、吸収させるのと似たような感じです。少々痛いですが、物理的にほぐすのが一番確実で早く解消できます。

 < 下腿骨間膜のリリース >
腓骨のキワから脛骨と腓骨の間に指先を滑り込ませて、奥で硬くなっている骨間膜をほぐします。
これによって腓骨のロッキングを解除することができると、外踝を掴んで上下・前後に動く腓骨のゆとりが生まれます。

 < 伸筋腱のトリミング >
アキレス腱とほぼ同じです。伸筋支帯の奥にたまっている滞積物をほぐして散らします。
腱鞘炎が疑われる場合は、炎症部位への負担を最小限に抑えられるよう細心の注意を払って散らしていきます。

 < 足根骨の個別調整 >
積み木のように組み合わさった骨同士の隙間に指先を少しだけ入れ、その隙間を僅かに拡げてあげる感覚で動かします。
足根骨のバランスが崩れていると圧力が強くかかる場所引っかかって動かなくなっている場所が出てきます。大まかな足のバランスを整えた後でこれらを取り除くことで、足関節と足部のしなりがスムーズに連動できるようになります。


このように、当院では1つひとつのエラーやバグに対して、それに対応するアプローチを確立しています。そして、これらが解除されていく度に足首の動きや足の裏を着いた感覚体重が乗る位置が変わっていくのがわかると思います。そういった変化を楽しみながら、根気よく調整を続けていきましょう。


下腿骨間膜の硬化が腓骨をロックする様子と、足首の曲げ伸ばしに連動する腓骨の上下・内外への動きを説明した図。



アップデートされた足首がもたらす変化

様々なアプローチによってそれぞれが本来の動きを取り戻すと、足首はようやく1つの関節としてベストな機能を発揮してくれるようになります。ここで、スポーツで特に重要な基幹システムの1つでもある足首がベストな機能を発揮するようになると、あなたの競技パフォーマンスがどう変わっていくのか、いくつか例を挙げてみていきましょう。
 ① 下肢筋の持久力向上
足首がベストな機能を発揮できる状態になっていると、自然と重心が脛骨軸に安定するようになります。そのため、骨が体重の大半を支えられるようになり、その分足の筋肉でバランスを取る必要がなくなるため、バランスを取るために頑張っていた筋肉たちが休めるようになります。不必要に頑張り続けることがなくなるので、足の筋肉への負担は最小限で済みます。

 ② 守備範囲の拡大(一歩目の歩幅)
下半身という体の土台が安定することで、体には安心感と安定感が生まれます。すると、脳が転倒しないようにと制限をかけていた動きのブレーキを解除してくれるようになるのです。特に、テニスやバドミントン等のレシーブにおいては、一歩目の歩幅が自然と広がり、これまで届かなかったボールへの距離が縮んでいきます。

 ③ 接地精度の向上(アジリティと怪我の回避)
足首全体に本来持っているゆとりが戻ってくることで、不整地での運動急激な切り返しアジリティ動作がしっかり安定するようになります。これは足首が柔軟に足底全体で地面を捉えることができるようになったからです。また、このゆとりが衝撃を吸収・分散してくれるため、膝や股関節への負担も軽くなります。特に膝のお皿膝蓋骨に痛みを感じやすい選手は足首に原因があることが多いので、この足首のアップデートで痛みが徐々に和らいでいくはずです。



足首から始まる好転のスパイラルを!

足首のアップデートは、足首の痛みや違和感の改善には必要不可欠です。なぜなら、いくら休んで痛みが引いても、足首にエラーやバグが残っていれば、動きだした際に再び痛みがぶり返してしまうからです。これを根本から解決するためには、エラーやバグによる足首自体への負担を取り除いていってあげる必要があります。
しかし、足首をアップデートすることの意義はにあります。それが、全身への影響です。足首は地面との接点であり、体の土台です。ここがしなやかな安定感を持っていることが、膝や股関節といった下半身の負担を減らすとともに、全身の力みを抜いていくための重要なピースとなっているのです。
ですから、下半身に悩みのある方や足首に違和感を感じている方足首が硬いと感じている方は、まずは足首のアップデートをお試しいただくのが良いと思います。
一緒により良いスポーツライフを目指しましょう!



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